ピラティスは、1920年代にジョセフ・H・ピラティスさんが、第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリとして開発したエクササイズです。

ピラティス独自の運動機器を使用し、エクササイズを行います。

ダンサーの人たちが体のメンテナンスやパフォーマンスアップのためにピラティスを行うようになり、ダンサーの人たちからの評判を得るようになり、世界中に浸透していくようになっていきました。

腰痛の多くは、慢性的な場合が多く、一度症状が出ると長い間腰痛に悩まされることになる方がたくさんおられます。

急性的なぎっくり腰などでも、適切な対処をせずにしておくと、何度も腰痛を繰り返してしまったり、慢性腰痛になってしまったりします。

現代では、デジタル化が進み、長時間のデスクワークが増え、自転車や車など交通手段も多くなり、歩くことが極端に少なくなってしまったのが原因で、腰痛を感じる方が増えてしまっています。

ピラティスは、ピラティス独自の呼吸法とエクササイズを行い、インナーマッスルの強化や姿勢・体の動きを整えることができます。

背骨の動きや骨盤周辺の安定性を高める動きなども多いので、長時間同じ姿勢や腰に負担のかかる動きをしても症状の出にくい体へと作り変えることが可能です。

ただし、正しくピラティスを行わなければいけません。いくら良い運動だったとしても間違った動きをしてしまうと腰痛を悪化させることになってしまいます。

グループレッスンなのかパーソナルレッスンなのかでもピラティスの効果は大きく変わってきます。

運動の指導、状態の説明など、しっかりと対応してくれる専門家の方の指導が受けれるのがベストです。

ピラティスは腰痛に対して効果的ではありますが、一人ひとりの体の状態に合わせ、適切なエクササイズの選択・正しい指導のもとで行うことが必要です。

腰痛と言っても、その要因はたくさんあるので、本を読んだり動画を見ただけでエクササイズを行う場合は細心の注意を払わないといけません。

しっかりとカウンセリング、検査を行い、状態の説明やこれからのことなど細かく説明をしてくれる先生のもとでピラティスを受けられるのが最適でしょう。