自分でできる頭痛の改善・予防方法
2023-01-10
よく起こる頭痛の種類は2つ
みなさんの経験したことのある頭痛には、大きく分けて2種類あります。
一つは「片頭痛」、もう一つは「緊張型頭痛」という種類になります。
「片頭痛」は何かしらの理由で脳の血管が拡張して起きる頭痛です。
脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経という神経を刺激し、刺激で発生する炎症でさらに血管が拡張して「片頭痛」が起きてしまいます。
心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに「片頭痛」が起こることもあります。
そのほかに寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激なども「片頭痛」を誘発させる要因となります。
「緊張型頭痛」は、頭の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなり、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
「緊張型頭痛」を引き起こす原因は、心身のストレスからくることが多く、コンピューター操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい症状です。
筋肉の緊張からではなく、うつ病などの心の病気が原因となる「緊張型頭痛」もあります。
「片頭痛」はこめかみの辺りから目の辺りがズキズキと心臓の拍動のように痛みが出ます。
日常に支障をきたすほどの強い痛みが出てしまうこともあります。
「片頭痛」は頭の位置を変えると痛みが強くなるのが特徴です。
それと吐き気なども一緒に出てしまうことがあり、光や音、におい、気圧の変化などに敏感になることも特徴です。
「緊張型頭痛」は目の疲れや倦怠感などと一緒に後頭部から首筋を中心に頭全体がしめつけられるように痛くなるのが特徴です。
吐き気などの頭痛以外の症状は特に出ることはありません。
予防と対処法
まず、頭痛が出てしまったときにやってほしいことは、冷やすこと!
氷のうなどを使い、首から後頭部にかけてをしっかりと冷やすようにしましょう。
頭痛が出てるときにも炎症が出ています。
しっかりと炎症を抑えていくためにも冷やすことはなるべく早く行うことをおすすめします。
冷たいですが、1回30分は冷やすようにしましょう。
片頭痛が出てしまうことが多い人は、カフェインの入った飲み物を少しだけ飲んだりするのも有効です。
痛みが出だしたなぁ…と感じたら飲んでみるのもいいかもしれません。
飲みすぎには注意しましょう!
仕事や日常生活で同じ姿勢を続けてしまいがちな人は、軽い運動をしてみましょう!
筋肉の緊張をとるためには、動いて筋肉をほぐしていくのが有効です。
時間のとれる人は、ウォーキングをするようにしましょう。
5分でも腕を振って歩くようにすれば、首周りだけでなく体全体の筋肉の緊張がほぐれて、頭痛の頻度を減らすことができます。
ウォーキング以外にも、首や背中のストレッチやラジオ体操なども定期的行うようにするのも有効です。