「腰痛は、筋肉をつければ改善・予防できる」は間違い!
2022-10-29
腰痛を改善・予防するには、まず歩くことから!
腰痛持ちの多くの方が、「腰痛は、筋肉をつければ改善・予防できる」と言いますが、残念ながら筋肉をつけても腰痛が改善・予防されることはありません。
※絶対ではありませんが、ジムに行って筋トレしたり、YouTubeを見たり本を読んだりして筋トレをしても、効果が無いことや悪化することもあります。
よく、病院や整形外科に行くと「筋肉が落ちている」と言われることが多いようですが、痛みのないときは、毎日行っている日常生活はできていますよね?
それなのに、必死に筋肉をつけることばかりをしていても良いと思いますか?
スポーツを続けたり、山登りをしたりなど、日常生活以外の運動などを、やりたい・続けたい方は例外ですが・・・
基本、腰痛を改善・予防するには、筋肉をつけることではなく、歩くことが最優先になってきます。
変えるべきは「筋肉」よりも「関節」
腰痛を改善・予防していくには、筋肉よりも関節が大切になります。
特に骨盤が大切です!
骨盤を良い状態に変えることができれば、あなたの“やりたいことができる体”になっていきます!
なぜ骨盤(関節)を変えていかなければいけないのかというと、『筋肉が衰えてしまう原因は関節の錆びつき』だからです。
関節には、動きを良くするための潤滑油があり、常に動かすことを続けていれば、関節内の潤滑油はしっかりと出続けますが、座っている時間が長かったり、ダラダラ寝て過ごしていたりと、動かす量が少なくなれば、すぐに潤滑油は減り、関節内は錆びつき、固まってしまいます。
錆びつきがある状態だと、可動範囲が狭くなり、筋肉の活動量が減り、だんだん筋肉が痩せて弱くなってしまいます。
まずは筋肉の負担を増やしてしまう原因である骨盤(関節)の錆びつきを少なくしていくようにしましょう。
人は“歩く”動物です!
人間も犬や猫などと同じ動物ですよね。
歩いたり動くことを止めてしまうと、老化が進んだり、死が近づいてしまいます。
元気に毎日過ごせていた方でも、病気やケガで入院してしまったりすると、だんだん衰えて、退院するころには、以前のように元気に過ごすことができなくなった・・・ということ・・・ありますよね。
これは、入院で動く量が少なくなり、関節や筋肉の衰えが進んでしまったことにあります。
人は歩くことや動くことで良い体を保っているんです。
ですが、現代人の生活では、車や電車・自転車など、歩かずに移動できる手段が増えすぎて、歩く量がとても少なくなっています。
便利になったことはとても良いことですが、その結果、腰痛などの症状を訴える方が多くなってしまっています。
生活の仕方をそれぞれで考えていかないといけません。
なぜ、歩くことがいいのか。
歩くことで、関節内の油(潤滑油)を出していきます。
歩くことが少なくなってしまうと潤滑油の量が少なくなり、錆つきが起きてしまいます。
この潤滑油をどれだけ出せるかが重要になっていきます。
歩ける方は、40~50分ウォーキングすることがおすすめです。
40~50分続けて歩くことで、関節内の潤滑油が少しずつ出てくると言われています。
よく1万歩歩くことを言われたりしますが、歩数ではなく時間で考えていきましょう。
もし、歩いてる途中で痛みが出たら、そこが今のあなたの体の限界です。
痛みが出てしまったら40分経ってなくても、それ以上は歩かないようにしましょう。
合計の時間ではなく、続けて歩いて40~50分歩けるようになりましょう!
歩き方は気にせず、歩くようにしましょう。
今できる歩き方が、現状のベストの歩き方です。
「きれいな歩き方」、「良い歩き方」と言われるものを痛いうちから意識しすぎると、もっと悪化してしまう恐れもあります。
歩くペースも自分のペースが良いです。
必ず地面を歩きましょう!
ウォーキングマシンは、有酸素運動にはなりますが、関節や骨盤に対して良い効果は生まれません。
しっかりと外に出て、地面を歩くようにしましょう。