マッサージ屋さんや整骨院で強く揉まれたりしていませんか？
2022-09-30
痛いぐらい強く揉むマッサージは危険と隣り合わせ
肩こりや腰痛など、体になんらかの症状を感じたときに整骨院やマッサージ屋さんなどに行き、マッサージ（治療・リハビリと称して）を受けてる方がとても多いと思いますが・・・
マッサージの強さなどやり方によっては、体を壊してしまうリスクが高くなってしまうことがあります！
強く押す方が効く！は大間違い。
絶対に忘れてはいけないのは、マッサージは「階段に足をぶつけた」とか「ドアに指を挟んだ」のと同じで外側から受けた刺激が入るということです。
なので強く揉むマッサージは怪我に繋がると覚えてください！
強く揉むマッサージを受けると筋肉は“打撲”に近い状態になってしまいます。
筋肉の繊維を破壊してしまっているということですね。
強く揉むマッサージを受け続けると固い筋肉になってしまう
先述したように、強く揉むマッサージを続けると筋肉に小さな傷を作り、筋肉の繊維を壊します。
当然、自己治癒力があるので修復していきますが、修復していく過程で、本来、柔軟性に富んだ筋肉が肥厚し固くなってしまい、繊維化という状態になり、最悪、筋膜どうしが癒着することになります。
分かりやすく説明すると、強く揉むマッサージをすると、筋肉に傷がつき、その傷を治そうとするときに受けた刺激に耐えられる筋肉に作り替えようとして固い筋肉になってしまうということです。
強い刺激に慣れた筋肉になってしまうと、またマッサージに行ったときに、今までの強さだと物足りなくなり、「もっと強く揉んでほしい」となってしまい、また筋肉を壊していってしまいます。
整骨院やマッサージ屋さんで、何度も何度も強く揉むマッサージを受けに行ってしまうと、筋肉を壊すループになってしまい、悩んでいる肩こりや腰痛などの症状を良くしているつもりが、逆に治りにくく、悪くしてしまっている可能性が高くなります。
筋肉の本来の動きもできなくなって、運動能力も落ちてしまい、気づかない間にすぐに疲れてしまう体になったり、肉離れなどを引き起こすリスクも高まってしまいます。
プリューゲル・アルントシュルツの刺激法則
刺激の強度と神経・筋の興奮性についての法則というものがあります。
それがプリューゲル・アルントシュルツの刺激法則！
弱い刺激をすることで神経機能を喚起し、
中程度の刺激で神経機能を興奮させ、
強い刺激は神経機能を抑制し、
最強度の刺激で静止する。
調べるとこのように出てきます。
どういうことなのかというと・・・
弱～中程度の刺激で神経機能は活性化して、
強い刺激を与えると神経機能は弱くなる。
もっと強い刺激を与えてしまうと神経機能は働かなくなるということになります。
マッサージをするときも、刺激の強弱をしっかり調節することがとても大切だということですね。
強く揉む・押すことがいい！というわけではないということです。
安いマッサージは行きたくなるけど…気を付けて！
６０分２９８０円！とか安いことを売りにしているマッサージ屋さんを利用するのは気を付けないといけません！
僕自身も整骨院に勤めながら、土曜日だけアルバイトで、経験を積むのとお小遣い稼ぎに、マッサージ屋さんに半年ほど勤めたことがありますが、全くの素人の方でも軽い研修を受けてOKが出たら、現場に施術者としてでていることがあります。
そんな人に体を預けているのかと考えただけで危険ですよね・・・
安いのにはそれなりの理由があることを知っておきましょう！